いままで気づきませんでした。
浦河のタンポポは、地面にピッタリついたまま咲くんですね。
花の茎がチョー短い、というかほとんどない。
霜や雪に耐えながら、芽を出しツボミを出したらその場ですぐ咲くのでしょう。
5月になれば、ちゃんと伸びた茎の上に花が咲くけれど、こうして地面をはうように咲くのは4月バージョン。

このところ好天がつづくので、町のリゾート施設「アエル」まで行ってきました。
コロナ対策の自主隔離中だから、温泉のある建物のなかには入らないし、人とも話はしませんが、広々とした屋外の散策は楽しめます。行き交う人もない。なにしろ浦河はどこに行っても「混んでいる」ことがないから安心です。
日高山脈もだいぶ雪が減って、地肌が見えてきました。

乗馬コースの脇の谷地にミズバショウが咲いています。以前、連休に来たときにも見ましたが、ことしは早い。もう咲き終わって花びらが落ちているのもありました。
本州の人が来ると、え、ミズバショウ? とびっくりします。ミズバショウというのは希少種で尾瀬沼にしかないと思っている人もいるようですが、このへんではちょっと水が流れている谷筋にはどこにも咲いています。

アエルの入り口にある桜並木のサクラも、もう数輪ほころびはじめました。連休中には満開になるでしょう。浦河のある日高地方は、例年だと桜が満開になるのはゴールデンウィークを過ぎてから。ことしは半月ほど早い感じがします。

北海道は、札幌を中心に感染が増えてきました。繁華街の飲食店はきょうから「酒類の提供は午後8時まで」になります。とりあえず5月11日まで。
夜がダメなら朝、と、開店時間をくりあげて朝から酒を出す店も出てきたようです。でも收入はガタ減りでしょう。
アメリカではきのう、大統領が「もう屋外ではマスクをしなくていい」と宣言しました。
混雑していなければ、といった一定の条件付きだけれど、社会全体に解放感が広がっている。
日本がそうなるのはいつのことか。見通しもないですね。
(2021年4月28日)