応援を送ろう

 日赤のクラスターは、その後50名以上の病院関係者を検査して陰性でした。ただ、病院の外で感染が1例みつかり、終息したとはいえないようです。
 ひがし町診療所は今月はじめ、「診療所でコロナ」という偽情報やうわさにほんろうされました。そんな診療所とちがって日赤の場合は実際に院内感染があり、しかもクラスターだったのでずっとたいへんだったにちがいありません。
 病院職員のなかには防災服や防護服姿も見られます。災害レベルの対応でしょう。
 けさの診療所ミーティングでは、おなじ医療機関として日赤を応援できないものかと幾つもの声があがりました。元日赤職員だった看護師からは、「もらうんだったら、やっぱり甘いもの」と、いかにも現場的なアドバイス。一両日のうち日赤には、診療所名で甘い「応援物資」が届けられるでしょう。

 日赤がピリピリ緊張しているのにくらべ、診療所は余裕があります。
 スタッフも笑顔なら、メンバーもいつも通り。
 余裕は、「町のうわさ」をすでに経験しているからというより、どうすれば地域に安心を配れるかをつねに考えている診療所の「空気」から生まれるのでしょう。
(2020年12月16日)