スイスのオオカミ
「オオカミが来た!」は、危険を知らせる叫びです。 でも30年前のスイスで、それは環境活動家のよろこびの声でした。100年も前に絶滅したオオカミが、イタリアから1頭、アルプスを越えてスイスにやってきたのです。それが確認され …
「オオカミが来た!」は、危険を知らせる叫びです。 でも30年前のスイスで、それは環境活動家のよろこびの声でした。100年も前に絶滅したオオカミが、イタリアから1頭、アルプスを越えてスイスにやってきたのです。それが確認され …
北京の冬季五輪に、もっと反対の声があがってほしいと思います。チベットやウイグルや香港で、また中国国内でも、存在を否定されている何百万もの人がいるのに、そのすべてを覆い隠すお祭り騒ぎになろうとしているから。 日本政府は外 …
ワシントン・ポスト・マガジンに、グレタ・トゥーンベリさんの長文のインタビュー記事が載っていました。 地球温暖化に危機感をつのらせた18歳の学生が、なぜたったひとりでスウェーデン議会の前に座りこみストライキをはじめたの …
26日、デズモンド・ツツ大主教が亡くなりました。 といってもほとんどの人はご存じないでしょう。1990年代、南アフリカの悪名高いアパルトヘイト(白人支配)を非暴力で終わらせた、偉大な指導者です。 ツツ大主教(ほんとは …
これ、これだ! と、何度もうなずきながら読みました。「くらしのアナキズム」、人類学者の松村圭一郎さんの本です。ぼくらがどんな暮らしをすべきか、そのために何をすべきか、「国」という枠を超えた方向がアナキズムという概念で捉 …
ちょうど1年前のきょう、ひとりの女性が姿を消しました。 彼女がどこに行ったのか、どうしているか、なぜいなくなったのか、何もわからないままです。 姿を消す直前、浦河ひがし町診療所の待合室にいた彼女は、能面のように表情があ …
きのう、障害を勉強する学生に浦河の話をする機会がありました。 まじめな学生さんたちです。そこでいつものように浦河ひがし町診療所で何が起きているのか、そこにぼくがどんなふうにかかわってきたかを話しました。みんな真剣に聞い …
オミクロンで世界中が揺れています。 このブログも揺れました。今月11日には「症状は軽い」とやや楽観論を書きながら、20日には「ワクチンが効かない」と心配ムードを出しました。 そういう一喜一憂のあとで、きょうはふたたび「 …
タコの運命が変わろうとしています。 海の底でタコツボに引きこもり、孤独を満喫していたタコが、こころない人間に引きこもりを破られようとしている。「こもるな、仲間といっしょに暮らせ」と。集団生活はタコにとって地獄です。イジ …
北海道浦河町から横浜市の自宅に帰り着きました。 年末のせいか、浦河から札幌までのバスは3割くらいの乗車率。コロナになってからガラガラだったのが、少し乗客がもどってきたようです。 千歳空港も、かつてのにぎわいはないけれ …