ニューヨークの新市長、ゾラン・マムダニさんに、スコットランドから「ベビーボックス」が贈られました。
マムダニさんに子どもができたわけではない。スコットランド政府が、ニューヨークでもスコットランドの母子福祉をまねてほしいと送った福祉セットです。マムダニ市政への激励でしょう(Scotland sends baby box to New York after mayor Mamdani cites policy. 23 Jan 2026. The Guardian)。
新生児が必要とする衣類などを入れた贈り物のベビーボックスは、ベビーバスケットとも呼ばれる。
リベラルなマムダニ市長は、新市政の母子福祉の一環として、スコットランドのエジンバラ市で配布されているベビーボックスをあげていました。
これを知ったスコットランド政府が、実際に使われているベビーボックスをマムダニ市長に進呈したということです。参考にしてくださいと。

スコットランド政府の社会正義相(social justice secretary、福祉相ではなく正義相という名称の閣僚がいるんですね)、サマービルさんは、母子福祉のためにともに歩もうとニューヨーク市に呼びかけました。
「スコットランドのベビーボックスは新生児に必須の品物が入っており、出産後の数か月、親の負担を軽減する。私たちはともに子どもの貧困や生活苦への対策を進めたい」
ベビーボックスは配送費を含め160ポンド、約3万3千円相当の段ボール箱です。スコットランドでは出産を予定しているすべての母親に、予定日の数週間前に配布される。
箱そのものがベビーベッドになるよう、内側はマットレスで囲われています。その上に敷くシーツのほか、耳で測る体温計、フリースのジャケット、おくるみ、ねまき、肌を引っかかないようにする手袋まで含まれている。
2017年からこれまでに、36万個が新生児の親に渡されました。

ベビーボックス発祥の地はフィンランドで、1930年にはじまりました。これを百年近く遅れてスコットランド採用し、今回、社会民主主義を標榜するニューヨーク市のマムダニ市長がとり入れようとしている。
先進国のなかでは最悪レベルのアメリカの乳幼児死亡率が、これで多少とも改善されるでしょうか。
いまのアメリカに対し、ともに歩もうという人はだれもいない。でもマムダニ市政なら、いっしょにやりましょうと声をかける。スコットランドっていい国ですね。
(2026年1月26日)
