AIを禁止するな
昨年末公開された「チャットGPT」などの最新型AI、人工知能は、かなりの社会変動を起こしています。 業界が沸くのは当然でしょう。グーグルやマイクロソフトが、億兆の投資を急いでいる。これはパソコン、インターネットにつづく …
昨年末公開された「チャットGPT」などの最新型AI、人工知能は、かなりの社会変動を起こしています。 業界が沸くのは当然でしょう。グーグルやマイクロソフトが、億兆の投資を急いでいる。これはパソコン、インターネットにつづく …
降りていくミーティングは、どのようにすれば可能なんだろう。 この数週間、ときどきこんなことを考えています。 ぼくはずっと北海道の浦河で、精神障害にかかわるたくさんのミーティングを見てきました。精神障害者と、彼らとともに …
手話を母語とするろう者はぼくらと言語の使い方が異なる、それは手話を「書かない」ことと関係するのではないかと書きました。これは誤解されやすい言い方かもしれません。補足します。 ぼくらは言語というものについて漠然と、文字 …
大学の論文は死んだ(The College Essay Is Dead)。 アメリカの雑誌「アトランティック」12月7日号に、こんなタイトルの記事が載りました。イギリスの大学教授が、チャットGPTというAI、人工知能プ …
明日世界が滅びるとも、きょう私はリンゴの木を植える。 マルティン・ルターのことばですが、「世界が滅びる」のはむかしから究極の大異変です。そういう破滅を止めるヒーローが登場する、というのがSFやアクション映画の定番ですが …
AI、人工知能は高度な情報処理をするけれど、常識がない。 AIのエキスパートの興味深いインタビューがニューヨーク・タイムズ・マガジンに載っていて、なるほどそういうことかとよくわかった気になりました。ほんとの専門家は、し …
AIの世界でいま一番ホットなのは「チャットGPT」というソフトらしい。 11月30日に公表されたもので、オープンAI(OpenAI)というサイトにアクセスすれば誰でも使うことができます。AIだから相手はコンピュータです …
もう一冊、最近気に入った本を紹介します。 永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』(晶文社)。永井さんは若い世代の哲学者で、町に出て企業に行ったり学校に行ったりお寺に行ったりしながら、哲学対話をいろいろな形でくり広げている。 …
精神科と現代思想についてのまとまりのない議論が、はじめたときよりさらに散らかっています。このへんで一度、これまでの話をまとめましょう。結論ではなく途中経過、ジル・ドゥルーズもいうように、すべては生成段階の途中です。 …
思索の巨人、ミシェル・フーコーは1984年に亡くなりました。 新聞に死亡記事が載ったのをいまでも覚えています。すごい人がいなくなったとは思ったけれど、何がどのくらいすごいのか、ぼくにはわかっていなかった。幾つもの著作を …