衝動と精神障害2
『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』が論じている衝動は、一時的なものではなく、奥深くにあってずっと持続しているものです。ぼくらはふだんそれに気づくことなく、とらえることも言語化することもできない。けれどいったんそれが […]
『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』が論じている衝動は、一時的なものではなく、奥深くにあってずっと持続しているものです。ぼくらはふだんそれに気づくことなく、とらえることも言語化することもできない。けれどいったんそれが […]
「衝動」は、「精神障害」とどうちがうのだろう? 1冊の本を読みながら、くり返しそんなことを考えました。 おなじだとはいえない。でもじつによく似ている。その重なりに、衝動を、あるいは精神障害を多少なりとも理解する糸口がある
きのう、フロリダ州の培養肉禁止を「なげかわしいかぎり」と書きました。 地球温暖化を否定しているのとおなことですから。フロリダだけでなく、南部の州は軒並み地球温暖化を否定する保守共和党が政権を握っています。 一方、温暖化
培養肉が新たな壁にぶつかっています。 牛や豚の細胞を工場で培養して増やす培養肉は、大豆ミートなどの植物タンパクとちがって、組成そのものは本物の肉と変わらない。安価に大量にできれば、牛や豚を屠(ほふ)るいまの食肉消費は一
古典を大事にしよう。 ソクラテスやプラトンを、ふたたび学ぼうではないか。 アメリカの大学人が呼びかけています。ソクラテスやプラトンがほんとに大事だからというより、古典を学ぶ「過程」が人間を作るからです。この過程を省き、
ミャンマーでは、忘れられた戦争がつづいている。 その戦争を思い出そうと、BBCの取材班がミャンマー奥地に入りました。東部のカレンニ州から北部のシャン州まで、密林のなかを移動し1か月に及ぶ現地取材です。おおざっぱにいって
バオバブの木に、ぼくは特別な親近感を抱いています。 なぜかはよくわからないけれど、おそらくそれはこの木の太い幹と、その上に茂る枝や葉の全体が漫画のようだからでしょう。ニックネームが「逆さまの木」というのは、まるで根っこ
芝生のイメージが変わっている。 上流の暮らし、立派な市民生活のイメージを作りあげてきた「きれいな芝生」が、環境保護の観点から「悪者」になっていると、これまでにも書きました(2月8日ほか)。その芝生を、新しい形に作り直す
遺伝子組換え食品をめぐり、新しい議論がはじまっています。 地球温暖化への有効な対策になるから、遺伝子組換え食品の生産を広げるべきだという議論です。これは見方を変えるなら、安全性をめぐる議論はもう終わった、遺伝子組換え食
いよいよ蓄電池が現実の生活を支えています。 太陽光や風力の利用はどんどん進んでいるけれど、こうした持続可能なエネルギーは大規模な蓄電設備があってはじめて実現できる。その大規模な蓄電設備がすでにカリフォルニア州で電力のピ