MCIの前に
認知症は治せない。 それはもうあきらめるしかないと思っていたけれど、そうではないのかもしれません。 発症を遅らせることが少しはできるかもしれない。初期段階であれば進行を遅らせることも、場合によって可能。ここ数年そんなふ […]
認知症は治せない。 それはもうあきらめるしかないと思っていたけれど、そうではないのかもしれません。 発症を遅らせることが少しはできるかもしれない。初期段階であれば進行を遅らせることも、場合によって可能。ここ数年そんなふ […]
いつどこでそうなったかはわからないけれど、そしてなんとなくではあるけれど、ぼくは「赤ワインは健康にいい」と思っていました。でもそうではない。赤でも白でも、ワインでもビールでも、アルコールはたった1杯でも健康には悪い。そ
ついにここまできたか。 感慨とともに驚いたのは、遺伝子治療が成功したというニュースです。人間の遺伝子を変え、遺伝性の病気を治す。何十年も前から研究はされながら、なかなか実用化されていない。その遺伝子治療が、なんと特別な
年とってからの外国語学習は、認知症の予防になるだろうか。「バイリンガルは認知症になりにくい」ということはよく知られているけれど、年をとってから外国語の学習をはじめ、「バイリンガルになろうと努力している人」は認知症になり
精神障害者にもMAID、医療幇助死(安楽死)を認めるべきかどうか。 法の施行を前にカナダが揺れています。 議論の焦点は、治らない精神疾患というものがあるかどうかでしょう。この問には誰も答えることができない。一方、そんな
認知症の最期について、新しい論者が新しい議論をしています。 元気なときに書いた「意思表明」は、認知症になってからも有効なのか。有効だという見方と、認知症になったら生前の意思表明にとらわれないという見方と、両方が複雑にか
きのうの話の背景をもう少し書きます。 認知症について、ぼくの理解は最近変わりました。 以前、認知症は5年10年かけてゆっくり進行するものと思っていました。止めることはできなくても、その間にできることはまだあるだろうと思
認知症になったら、どうやって最期を迎えればいいか。 ニューヨーク・タイムズの「読者相談」で、こんなテーマが語られていました。これは自分自身の心配事でもあると共感します(My Husband Is Facing Deme
老いについてのエッセーがいくつか目につきました。 目についたというより、ぼく自身の興味がそこに向いているからでしょう。たとえばR・ローゼンブラットさんという作家は83歳になり、タクシーの乗り降りが重労働になったといいま
カナダのMAID、医療幇助死(安楽死)について、ぼくはずっと注目してきたので、その議論をこのブログでも何度か紹介しました(2023年4月28日ほか)。 いまカナダでは30人に1人がこの方法で自らの最期を決め、実行してい