2025年1月

教会の抵抗

 慈悲の心を持ちなさい。 飛ぶ鳥を落とす勢いのトランプ大統領に、ひとりの牧師が説教しました。 教会で行われた説教だから政治的には何の意味もない。でもトランプ一色のワシントンで、一瞬とはいえそういう声が聞かれたことに、ぼく […]

教会の抵抗 続きを読む »

寡頭政治

 ついに「トランプ2.0」がはじまりました。 リベラルの諸子は乱暴な時代の到来にため息をつき、この嵐をともに切り抜けようと連帯を呼びかけている。当分は何をいってもむなしい。そのなかでしばしば聞くようになったのは「オリガー

寡頭政治 続きを読む »

服役消防士

 1万2千戸が焼失したカリフォルニアの山火事をめぐり、消防体制の見直しや住宅の規制、火災保険の高騰などさまざまな議論が起きています。 そのなかで目を引くのは、消防活動に刑務所から1千人もの服役囚が出動していたことでした。

服役消防士 続きを読む »

クルスクの陰影

 北朝鮮軍がしだいに本領を発揮しはじめている。 ウクライナとロシアの戦争に投入された北朝鮮軍は、当初は戦闘に不慣れで多大な犠牲を出し、“笑いもの”にされているかのようでした。けれどしだいに戦場に適応しウクライナに圧をかけ

クルスクの陰影 続きを読む »

消防論争

 カリフォルニア州の山火事は激甚で、1万2千戸が消失、数十人の死者が出ています。 アメリカのような先進国で、なぜこんな惨事が起きるのか。指摘されるのは消防士や消火用水など消防インフラの不足です。背景には、防災に税金を使う

消防論争 続きを読む »

ガタリ的

 前回に書いた90年代東京の「だめ連」は、はじめからフェリックス・ガタリの思想に感化されていたようです。 だめ連を書いた矢部史郎さんは、自分たちはガタリ主義を掲げたわけではなかったけれど、ガタリ的だったといいます。影響を

ガタリ的 続きを読む »