精神科的

精神分析 補遺

 『人はみな妄想する』は、松本卓也さんによるジャック・ラカン読解の切り回しがみごとで、いろいろなことを考えました。最後の方ではラカンとフェリックス・ガタリが対比され、とくに興味を引かれます。  ガタリは早くからラカン精神 […]

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精神分析の変容

 精神分析の本はあまたあるけれど、ほとんどはフロイト、ラカンを踏襲しています。ぼくはこれまで1冊読んだだけですが、とても理解はできなかった。精神分析では、精神科医と患者が1対1で向き合うという。そんなのむりだとしか思えま

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急がば回れ

 先週、フェリックス・ガタリの『精神分析と横断性』を読み終えました。 何という本を読んでしまったかというのが、まず浮かぶ正直な感想です。翻訳者の杉村昌昭さんは「訳者あとがき」で、これは「奇書」であり、「思想の“びっくり箱

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