逆さまの誘惑
バオバブの木に、ぼくは特別な親近感を抱いています。 なぜかはよくわからないけれど、おそらくそれはこの木の太い幹と、その上に茂る枝や葉の全体が漫画のようだからでしょう。ニックネームが「逆さまの木」というのは、まるで根っこ […]
バオバブの木に、ぼくは特別な親近感を抱いています。 なぜかはよくわからないけれど、おそらくそれはこの木の太い幹と、その上に茂る枝や葉の全体が漫画のようだからでしょう。ニックネームが「逆さまの木」というのは、まるで根っこ […]
芝生のイメージが変わっている。 上流の暮らし、立派な市民生活のイメージを作りあげてきた「きれいな芝生」が、環境保護の観点から「悪者」になっていると、これまでにも書きました(2月8日ほか)。その芝生を、新しい形に作り直す
遺伝子組換え食品をめぐり、新しい議論がはじまっています。 地球温暖化への有効な対策になるから、遺伝子組換え食品の生産を広げるべきだという議論です。これは見方を変えるなら、安全性をめぐる議論はもう終わった、遺伝子組換え食
いよいよ蓄電池が現実の生活を支えています。 太陽光や風力の利用はどんどん進んでいるけれど、こうした持続可能なエネルギーは大規模な蓄電設備があってはじめて実現できる。その大規模な蓄電設備がすでにカリフォルニア州で電力のピ
子どもたちは“過剰な精神保健”にさらされていないか。 イギリスの研究者が警告しています。 学校でなにかちょっとした事件や事故があると、すぐ「子どもたちの心のケアを」といわれる。心のケアって、そんなに即座にかんたんにでき
豚の腎臓を移植された患者が、手術から2か月後に死亡しました。 死因は移植のせいではないようで、人間に豚の臓器を移植する「異種間移植」への希望は消えていないようです(Patient Dies Weeks After Ki
イスラエルのガザ侵攻への抗議が、欧米の各地で起きています。アメリカの大学では警官隊が導入され何百人もの学生が拘束されました。60年代の反戦運動の騒然たる空気を思い出します。 学生たちを支持する論もあれば、切って捨てる保
野生動物と移民、精神障害者をならべて書くのは危険かもしれません。 移民や精神障害者は動物とおなじかと、強い批判が出るでしょうから。それでぼくはカッコを付けました。「恐ろしい野生動物」、「危険な移民」、「何をするかわから
きのうまで大型のヒグマ、グリズリーとの共存を考えてきました。 その関連で思い出すのは、ドイツのオオカミです。ちょうど5年前のニューヨーク・タイムズに、人間と野生動物のかかわりを考えるうえで刺激的な記事がありました。そこ
先週、グリズリーという大型のヒグマについて書きました。 カリフォルニアで、絶滅したグリズリーを再導入して復活させる計画です。 グリズリーはもっとも危険なクマで、再導入なんて危険きわまりない。そう思ってぼくは驚いたけれど