抵抗の精神分析 2
精神分析というものを、ぼくはずっと疑っていました。 そんなものでどう精神病に向き合えるのかと。きっと、ドラマや映画の精神分析に毒されていたからでしょう。カウチに横たわる患者が想念をしゃべり、精神科医が病気を解明するファ […]
精神分析というものを、ぼくはずっと疑っていました。 そんなものでどう精神病に向き合えるのかと。きっと、ドラマや映画の精神分析に毒されていたからでしょう。カウチに横たわる患者が想念をしゃべり、精神科医が病気を解明するファ […]
2週間ほど前、精神分析の本を1冊、読み終えました。『人はみな妄想する』という、松本卓也さんの著作です。 400ページ以上の学術書だから、読みとおせる自信はなかった。でも書いた松本さんが抜群に頭のいい人なので、しろうとの
認知症の発生率は時代とともに下がっている。だから過剰な心配をしなくてもいい。 そんなコメントが、米国医師会誌(JAMA)に掲載されました。認知症になるだろうと覚悟しているぼくにとっては、少し気の休まるコメントです(De
自閉症の常識が変わっています。 自閉症はほとんどが男児で女児は少ないといわれてきたけれど、そうではない。自閉症は急増していると騒ぐ人がいるけれど、それもちがう。自分自身が自閉症と診断された著名な科学者が指摘しています(
孤食が増えると社会の分断が進む。 アメリカ人はますます孤食が多くなった。だからポピュリズムが強まり、トランプのような大統領が出てきたのだという説明がありました。興味深い観察です(Americans Are Unhapp
双極性障害で、14年間“プロの精神病患者”だったにもかかわらず、薬をやめ健康になったローラ・デラノさんの記事を、前回このブログで紹介しました(3月19日。The New York Times, March 17, 20
精神病の薬をやめる人が増えている。 精神医療の専門記者、エレン・バリーさんが新しい記事を書きました。うつや双極性障害などで薬を服用してきた人が、ネット上でつながり、仲間の支援、ピアサポートを受けながら薬をやめる動きが広
AGI、汎用人工知能はいつできるか。 2,3年先かもしれないし、今年中かもしれない。そんな議論がAIの最先端分野で飛びかっています。 いつになるにせよ、そのための準備をしよう、いますぐにも。 と、ニューヨーク・タイムズ
デンマークでは、ことしいっぱいで郵便がなくなるそうです。 デジタル化に押され、紙の郵便が姿を消す。予期してはいたけれど、実際になくなると聞けば「ぼくらの時代」が終わるのだと思う。日本はもうちょっと先だとしても(Denm
中国の文化大革命を覚えている人は、もうあまりいないでしょう。 1960年代から70年代にかけて毛沢東が起こした内乱で、死亡者数百万人、迫害されたもの数千万人といわれる一大悲劇です。 その文化大革命がアメリカで起きている