投稿者名:道

見るものがない

 この夏以来、何度か制度的精神療法について書いています。 この療法を実践するフランスのラ・ボルド病院と、北海道浦河町のつながりを考えるからです。ぼくは浦河の精神科を長年取材したけれど、フランスにも浦河とおなじような「療法 […]

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ガタリの思想

 このところ、よくフェリックス・ガタリをながめています。 20世紀後半に生きたフランスの精神分析家、哲学者のガタリです。 写真をながめているのではない、本をながめている。それも本人の著書ではなく、ガタリ哲学の解説書を。解

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旅の人

 ぼくの町では、バスがよく録音アナウンスを流しています。「違法な薬物は人生を破壊します。やらない、持たない、もらわない」。警察の広報がくり返され、ぼくらは自動的に薬物はいけないと刷りこまれています。 その平板な視線が、依

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認知症への視線

 認知症は治せないが、発病を遅らせることはできる。 認知症になりかけている神経科医がいっています。そのための対策を日々実行し、あきらめるつもりはない。認知症の内側からの実況報告を、共感をこめて読みました(As a doc

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黒いトマト

 イタリア産トマトが、じつは中国産だった。 こんなBBCの調査報道がありました。さては、と思えば案の定、中国ウイグル産のトマト。民族圧殺の憂き目にあっているウイグル族の血と涙が、イタリア産という優美なイメージに隠されてヨ

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