投稿者名:道

目ざす病気の姿

 認知症の治療に、ひとつの可能性が開けました。 レカネマブとドナネマブ。2種類の、まぎらわしく、しかも舌を噛みそうな新薬があいついで登場したためです。 いずれも、認知症を「治す」ことはできないけれど「進行を遅らせる」こと […]

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消える境界

 きのうは写真展について書きましたが、きょうは写真集について。『ぼくは日高本線が大好きだった』という本があります。友人の息子で、大学生の伊藤未知さんが写真を撮り、文を書きました。テーマはJR日高本線。いわゆる鉄道マニア本

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質より量

 医療的ケア児の写真展に行ってきました。 呼吸器を付けたバギーや電動車椅子、ストレッチャーに乗った子どもたちと家族、ケアする人びとの笑顔を捉えた写真がたくさん並んでいました。こんなふうにみんな町のなかに出てくるようになっ

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他者との出会い

 夢のなかに引きこまれるような、名指しがたいなつかしさがありました。 ホンサンス監督の映画、『小説家の映画』です。 こころがふわっと浮かび、どこか遠くに漂っていく。じんわり迫ってくるこの思いは何なのか。ある時点でハッとし

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声のない世界

 まずタイトルと表紙に引かれます。 姜信子さんの『語りと祈り』(みすず書房、2023年)。語りと祈りを、結びつけるのか、結び直すのか、引き離すのか。どんな視点があるのだろう。 そして製本。 表紙がぼくに語りかける。おまえ

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ホンダワラの嘆き

 カリブ海からメキシコにかけての海域で海藻が大繁殖しています。 海藻といっても、日本の海岸のどこにでもあるようなホンダワラ系の海藻。これが大西洋で異常繁殖し、メキシコだのフロリダだのの海岸に津波のように押し寄せている。 

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近未来のケア

 こんな町があったとは。 なんとすばらしい、できることなら住んでみたい。 そう思わせてくれる「認知症の町」が、オランダにありました。認知症の人びとを従来のような老人ホームに閉じこめておくのではなく、そもそもホームという考

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