目ざす病気の姿
認知症の治療に、ひとつの可能性が開けました。 レカネマブとドナネマブ。2種類の、まぎらわしく、しかも舌を噛みそうな新薬があいついで登場したためです。 いずれも、認知症を「治す」ことはできないけれど「進行を遅らせる」こと […]
認知症の治療に、ひとつの可能性が開けました。 レカネマブとドナネマブ。2種類の、まぎらわしく、しかも舌を噛みそうな新薬があいついで登場したためです。 いずれも、認知症を「治す」ことはできないけれど「進行を遅らせる」こと […]
きのうは写真展について書きましたが、きょうは写真集について。『ぼくは日高本線が大好きだった』という本があります。友人の息子で、大学生の伊藤未知さんが写真を撮り、文を書きました。テーマはJR日高本線。いわゆる鉄道マニア本
医療的ケア児の写真展に行ってきました。 呼吸器を付けたバギーや電動車椅子、ストレッチャーに乗った子どもたちと家族、ケアする人びとの笑顔を捉えた写真がたくさん並んでいました。こんなふうにみんな町のなかに出てくるようになっ
依存症の根幹で、新しい議論がはじまっています。 麻薬を合法化し、輝かしい成果をあげた「ポルトガル・モデル」が揺らいでいる。世界に冠たるこの国の麻薬対策に、修正を求める声が出ています(Once hailed for de
夢のなかに引きこまれるような、名指しがたいなつかしさがありました。 ホンサンス監督の映画、『小説家の映画』です。 こころがふわっと浮かび、どこか遠くに漂っていく。じんわり迫ってくるこの思いは何なのか。ある時点でハッとし
ウクライナの戦争は長い膠着状態に陥っています。 西側の武器供与で反転攻勢に出たものの、ウクライナ軍はロシア軍の頑強な守りを突破できない。最新の戦闘機を持たないので空からの守りが弱く、地上部隊が十分に動けないのが一因です
まずタイトルと表紙に引かれます。 姜信子さんの『語りと祈り』(みすず書房、2023年)。語りと祈りを、結びつけるのか、結び直すのか、引き離すのか。どんな視点があるのだろう。 そして製本。 表紙がぼくに語りかける。おまえ
カリブ海からメキシコにかけての海域で海藻が大繁殖しています。 海藻といっても、日本の海岸のどこにでもあるようなホンダワラ系の海藻。これが大西洋で異常繁殖し、メキシコだのフロリダだのの海岸に津波のように押し寄せている。
温暖化は地球を破壊する、というのはもはや比喩ではない。 地球科学者によれば、温暖化は「地軸の狂い」という現象をもたらしているそうです。 地軸が狂うって、地球の自転が狂うってことだろうか。あまりにスケールの大きい話で理解
こんな町があったとは。 なんとすばらしい、できることなら住んでみたい。 そう思わせてくれる「認知症の町」が、オランダにありました。認知症の人びとを従来のような老人ホームに閉じこめておくのではなく、そもそもホームという考