完ぺきを求めない
「ダメ、絶対!」路線は、かえって回復をさまたげる。 ジャーナリストのマイア・サラヴィッツさんがいっています。 かつて麻薬依存だったサラヴィッツさんは、依存症は禁止の強要ではなく、他者とのつながりで回復に向かうと主張してき […]
「ダメ、絶対!」路線は、かえって回復をさまたげる。 ジャーナリストのマイア・サラヴィッツさんがいっています。 かつて麻薬依存だったサラヴィッツさんは、依存症は禁止の強要ではなく、他者とのつながりで回復に向かうと主張してき […]
もう10年以上前から、漠然と思っていることがあります。 この世界を救えるのは小説ではないか。 政治でも関税でも核兵器でもない。小説。絵画や音楽、芝居などもふくめた芸術全般でもいい。そういう表現活動が、それだけが、世界を
岸本聡子さんの名前は、聞いたことがありました。 3年前、東京都の杉並区長になった人です。杉並にいる友人が選挙期間中、ネットで盛んに宣伝していたので、「なんか、よさそうな人だ」と思った記憶があります。 それが今回、「とて
宇野邦一さんの『ドゥルーズ 流動の哲学』について、もう一点、補足します。 前々回、この本から「精神病は本質的に医学の外部にかかわる」という部分を引用しました。「精神の病が発生することは、この社会の集団、家族、関係のあり
宇野邦一さんの著作には、「分裂症」ということばが使われています。 分裂「病」ではなく、分裂「症」。「症」は「病」より広い概念だから、「分裂症」はいまでいう統合失調症とその周辺の精神疾患を広くふくめてさしているのでしょう
精神病はぼくらに何を問いかけているのか。 去年からこのテーマに引きこまれ、あてのない読書をくり返しています。 宇野邦一さんの『ドゥルーズ 流動の哲学』(増補改訂版)を読み、読みながらつくったメモを読み返して、また少しだ
「1984年」が再び禁書になっている。 旧ソ連ではなく、アメリカで。正確には、アメリカの保守共和党が支配する州の多くで。 全体主義国家でこの本が禁書になるのはわかる。でもなぜアメリカで禁書になるのか? イギリスの作家、チ
ホロコーストは、ますます影が薄くなっている。 600万人のユダヤ人が殺された人類史の大惨事を忘れてはならない、くり返してはならないというけれど、いまや空疎なお題目になっていないだろうか。 イスラエルが、ガザでしているこ
セットポイント、という名前だそうです。 リウマチの治療に使われる微小な電子部品です。これを患者の体内に埋め込み、電気的に神経を刺激するとリウマチの症状がやわらぐ。FDA、米食品医薬品局が承認したというから、従来の薬物療
ラッキン、ついにニューヨーク進出。危うし、スターバックス! ラッキンは中国のコーヒー・チェーン、いわば中国のスタバです。そのラッキンがアメリカでスタバに挑戦している。 ガーディアン記事のユーモラスなトーンに笑いました(