女になること
『分子革命』について、いつまでも書くわけにもいきません。でも、とても気になる部分がひとつあるので、最後にこれだけは記しておきたい。「女になること」という一節、LGBTなど性的少数者をめぐる論考です。 フェリックス・ガタ […]
『分子革命』について、いつまでも書くわけにもいきません。でも、とても気になる部分がひとつあるので、最後にこれだけは記しておきたい。「女になること」という一節、LGBTなど性的少数者をめぐる論考です。 フェリックス・ガタ […]
ガタリは狂気の前で途方に暮れたけれど、そこから常人のおよばない思考を深めたにちがいない。 そのあたりのいきさつは、一端が『分子革命』のなかの「欲望と日常生活のミクロ政治学」にうかがえます。ガタリはある女性患者の「不安神
なぜガタリを読むのか。 もともとあったのは、精神病とは何かという問いでした。精神病はぼくらに何を問いかけているかという問いでもある。 その中心に、フェリックス・ガタリがいると思うようになったのは、制度的精神療法を知って
フェリックス・ガタリの『分子革命』を読みました。 きわめて難解で、いつものように読んだというよりながめたといったほうがいい。 付箋を貼りながらひとまず読み通したけれど、何もわからない。それでしばらく放置し、付箋を貼った
ムーミンがこの世に誕生してから、80年になります。 という社説を、ガーディアンが掲載しました。ずいぶんな「やわネタ」を、それも社説で扱うなんてふところが深いと思ったら、そんな話ではない。先鋭な主張が光ります。ムーミンを
私たちの人生は浅はかなものになっている。 幸福とは何かを論じて、哲学者がこういっています。 物質的にはゆたかになったのに、むなしさはなくならない。どうしてか。それは幸福が閉じているからだと(Our Idea of Ha
インドネシアはなぜ日本より「こころゆたか」なのか? 社会学者がこんな研究をしています。暮らしのゆたかさは金やモノでははかれない。ではどうすればはかれるのか。国連の有名な「世界幸福度レポート」では見えないものが浮かびあが
人間の知的能力が落ちている。AIのせいではないか。 脳科学をめぐる議論は誇張が多いけれど、これはあるだろうなと思います(‘Don’t ask what AI can do for us, ask what it is
なるほど、そういうことか。 トランプはなぜプーチンにすり寄るのか、なぜアメリカの保守は親ロシア路線に変身したかがわかりました。 かつて悪の帝国とされたソ連、ロシアは、今日アメリカ極右から見れば伝統文化の聖地で、プーチン
前回、格差が広がっていると書きました。 格差が広がると全体主義も広がるという議論があり、トランプ政治は要するに格差に支えられていると気づきました。全体主義に対抗するには格差を縮めなければならない。それはどうすればいいの