引きさがる女性たち
アメリカで、仕事をやめる女性が増えている。 この1世紀ずっとつづいてきた女性の進出が止まり、後退しているらしい。トランプ政権の影響はここまで及んでいると、コラムニストのジェシカ・グロースさんが指摘しています(Ameri […]
アメリカで、仕事をやめる女性が増えている。 この1世紀ずっとつづいてきた女性の進出が止まり、後退しているらしい。トランプ政権の影響はここまで及んでいると、コラムニストのジェシカ・グロースさんが指摘しています(Ameri […]
遺伝子治療の別の限界は、治療費です。 少なからぬ遺伝病が、理論上、治療方法はわかっている。けれど相当な費用がかかる。それをだれが負担するのか。遺伝子治療で助かる患者がいるのに、それを助けようとしないなら、社会の倫理はど
40年前、遺伝病というものを取材していた時期があります。 そのなかでハンチントン病は伝説的でした。 10万人にひとり程度だけれど、親が遺伝子を持っていると子は50%の確率で発症します。神経系が障害され、舞踏病という別名
ジャンクフードは、食べすぎると健康をそこね、身体をおかしくする。おなじように、ネット依存も精神をそこね脳をおかしくするのではないか。 ネットは脳のジャンクフード。わかりやすい議論です。 ジャンクフードよりさらに深刻かも
デンマークで、本の税金がなくなります。 いま書籍にかかっている25%のVAT、付加価値税が来年度から撤廃される。もっと本を読んでもらうための政策だというから、さすが福祉国家と思ってしまいます(Facing a ‘Rea
『分子革命』について、いつまでも書くわけにもいきません。でも、とても気になる部分がひとつあるので、最後にこれだけは記しておきたい。「女になること」という一節、LGBTなど性的少数者をめぐる論考です。 フェリックス・ガタ
ガタリは狂気の前で途方に暮れたけれど、そこから常人のおよばない思考を深めたにちがいない。 そのあたりのいきさつは、一端が『分子革命』のなかの「欲望と日常生活のミクロ政治学」にうかがえます。ガタリはある女性患者の「不安神
なぜガタリを読むのか。 もともとあったのは、精神病とは何かという問いでした。精神病はぼくらに何を問いかけているかという問いでもある。 その中心に、フェリックス・ガタリがいると思うようになったのは、制度的精神療法を知って
フェリックス・ガタリの『分子革命』を読みました。 きわめて難解で、いつものように読んだというよりながめたといったほうがいい。 付箋を貼りながらひとまず読み通したけれど、何もわからない。それでしばらく放置し、付箋を貼った
ムーミンがこの世に誕生してから、80年になります。 という社説を、ガーディアンが掲載しました。ずいぶんな「やわネタ」を、それも社説で扱うなんてふところが深いと思ったら、そんな話ではない。先鋭な主張が光ります。ムーミンを