急がば回れ
先週、フェリックス・ガタリの『精神分析と横断性』を読み終えました。 何という本を読んでしまったかというのが、まず浮かぶ正直な感想です。翻訳者の杉村昌昭さんは「訳者あとがき」で、これは「奇書」であり、「思想の“びっくり箱 […]
先週、フェリックス・ガタリの『精神分析と横断性』を読み終えました。 何という本を読んでしまったかというのが、まず浮かぶ正直な感想です。翻訳者の杉村昌昭さんは「訳者あとがき」で、これは「奇書」であり、「思想の“びっくり箱 […]
去年以来、フェリックス・ガタリについて何度も書いてきました。 ガタリと精神医療、とくに北海道の浦河ひがし町診療所とのつながりについて。 この二つがつながっているというのはぼくの勝手な言い分で、ほかにそんなことをいう人は
世界の裏側ということばとともに、ガタリの思想を推測できるのが「小集団」です。 小集団とは、「それぞれの工場、それぞれの街、それぞれの学校」で、そこにいる人々が自分たち自身に「君臨する」集まりらしい。「基盤的グループや人
世界の裏側。 ここしばらく、このことばをくりかえし頭に浮かべています。 精神分析家で哲学者のフェリックス・ガタリがいいました。正確には、本人と交流があった作家のマリー・ドゥピュセが、ガタリを回想するなかで出てくる表現で
この夏以来、何度か制度的精神療法について書いています。 この療法を実践するフランスのラ・ボルド病院と、北海道浦河町のつながりを考えるからです。ぼくは浦河の精神科を長年取材したけれど、フランスにも浦河とおなじような「療法
このところ、よくフェリックス・ガタリをながめています。 20世紀後半に生きたフランスの精神分析家、哲学者のガタリです。 写真をながめているのではない、本をながめている。それも本人の著書ではなく、ガタリ哲学の解説書を。解
ぼくの町では、バスがよく録音アナウンスを流しています。「違法な薬物は人生を破壊します。やらない、持たない、もらわない」。警察の広報がくり返され、ぼくらは自動的に薬物はいけないと刷りこまれています。 その平板な視線が、依
精神障害と犯罪。 古くて新しい問題がまた起きました。ホームレスの精神障害者が先週、ニューヨークで無差別殺人を起こしたのです。マンハッタンで工事現場や川岸で釣りをしていた男性などをナイフで襲い、計3人を死亡させました(S
16歳以下の子どもに、すべてのソーシャルメディアを禁止する。 こんな法律がオーストラリアで審議されています。子どものソーシャルメディア、SNSは、禁止する年齢が13歳以下だったり、親の許可があれば認めるといった部分規制
北海道の浦河ひがし町診療所と、フランスのラ・ボルド病院はどこがおなじで、どこがちがうのか。ぼくはラ・ボルド病院を見ていないから文献などで推測するだけですが、およその想像はつく気がします。強引だけれどまとめればこうなるの