クラブハウス
きのう書いたニューヨークの地下鉄殺人事件は、精神障害者が車内で白人の乗客に殺害された事件です。黒人とホームレスと精神障害という、三重のマイノリティへの偏見が色濃く影を落としている。そう思う一方で、これは差別偏見を糾弾し […]
きのう書いたニューヨークの地下鉄殺人事件は、精神障害者が車内で白人の乗客に殺害された事件です。黒人とホームレスと精神障害という、三重のマイノリティへの偏見が色濃く影を落としている。そう思う一方で、これは差別偏見を糾弾し […]
町中の“めいわくな精神障害者”をどうすればいいか。 ぼくはこの問題をしょっちゅう考えます。精神障害者への差別偏見はなくならないけれど、彼らを“恐れる”人びとの気持ちもわかる。そしてそういう人も、日常的に精神障害者に出会
十代の若者たちの精神保健に、何か問題が起きているのではないか。 こんな議論がアメリカで盛んです。CDC(疾病予防管理センター)が女子生徒の3人に1人は自殺を考えているといい、小児科学会が児童精神は「全国的な危機」といっ
依存症について、ニューヨーク・タイムズに載ったオピニオンを読みいろいろ考えました(David Sheff. April 12, 2023. The New York Times)。 作家のデビッド・シェフさんが論じて
依存症から抜け出すためには、ハームリダクションのほかにもうひとつの道があるのかもしれない。 そう思ったのは、「クラフト」というアプローチを知ったからでした。クラフトは英語の略称で、CRAFT(community rei
5月1日、ニューヨークの地下鉄で殺人事件がありました。 車内でひとりの精神障害者が騒ぎだし、周囲にいた乗客が腕力で押さえつけたら死んでしまったという話です。押さえつけた人は警察に事情を聞かれたけれど、無罪放免になりまし
どこにもたどり着かない。 精神障害とつきあうのって、おなじことのくり返し。ひどいことと、もっとひどいことが延々とつづく。ときどきいいことがあっても、救いにはならない。その先にあるものは何だろうか・・・ そんなあれこれを
ベルギー北部の町、ヘールについて書いてきました。 ここでは地域住民が自宅に精神障害者を家族の一員として受け入れ、ともに暮らしているという話です。グループホームよりもさらに進化したというか、実現可能でもっとも理想に近い暮
精神障害者について、神経学の大家であるイギリスのオリバー・サックス博士はこう書いています(April 21, 2023. The New York Times)。「“混乱している”、とか“おかしい”といわれる人びとがど
ベルギーのヘールで、一般家庭が精神障害者を家族として迎え入れていると、きのう書きました。これは先進的な精神医療の「病院から地域へ」「医療から生活へ」という流れに沿った、きわめて注目すべき実践です。 多くの人が実現したい