ヘールの伝統
精神障害者が住民とともに暮らす。 そうなったらどんなに楽しいことか。夢のようですが、この地球上にそれに近い町がありました。ベルギー北部のヘール。ここでは住民が自宅に精神障害者を家族として迎え入れ、ともに暮らす伝統が根づ […]
精神障害者が住民とともに暮らす。 そうなったらどんなに楽しいことか。夢のようですが、この地球上にそれに近い町がありました。ベルギー北部のヘール。ここでは住民が自宅に精神障害者を家族として迎え入れ、ともに暮らす伝統が根づ […]
家族がうつになったらどうすればいいか。 少し以前の記事を改めて読んだら、大事な視点があることに気づきました。それは家族がうつになったら「自分を守る」ことです。 家族からではなく、病気から自分を守るというべきでしょうか(
うつ病になったら、何か運動するといい。 こんな研究結果が出たそうです。なんだか当たり前に思えるけれど、でもそういう学問的な裏付けがあるなら、うつになった人にいいやすくなる。気分が落ちこんでいるなら少し運動するといいよと
高校生に、精神科の応急措置を教える。 不安やパニック、うつや自傷行為などにどう対処するか。当然カウンセラーや精神科医が介入すべき分野です。でも、そこまで行く前に、生徒たちが自分たちでできることがある。友だちがパニックを
政治家がうつ病を公表したのは、うつ病に対する理解を進めるという議論をきのう紹介しました。ただし「うつ病は治療できる。身体疾患とおなじだ」という言い方には、不安を覚えるとも書きました。これをちょっと補足します。 ぼくは
アメリカの上院議員が、うつ病を公表して入院しました。 これを、医者でコラムニストでもあるリアナ・ウェン博士が画期的だといいます。政治家がうつ病を公表するのはめずらしく、うつ病の社会的な理解を進めるだろうと指摘しました(
陰謀論と妄想はどこがちがうのか。 先日、ある会合でこんなことが話題になりました。 世の中には、ありえないことを固く信じている人びとがいる。それは統合失調症に多い妄想とどうちがうのか。 陰謀論で一番信者が多いのは、選挙
MAID、医療幇助死について何度か書きました(2022年1月26日、2月1日、12月5日)。 重い病気で終末期にある人が、自発的に最期を迎えられるよう医療が手助けするしくみです。その先進の地カナダが、MAIDの対象に精
きのう、いいかげんこそが人間の本質と書きました。 ちょっとわかりにくいでしょうから補足します。 いいかげんは、精神科の世界ではとても大事な概念です。もっと正確にいうなら、北海道浦河町の精神科にかかわる人びとにとっては、