2024年4月

社会的障害

 きのう書いた「あれ」のつづきです。「あれ」というのは、ぼくがかねてから考えている「社会的障害」に近い概念です。 世の中にはどういうわけか「うまく生きていくことができない」人たちがいる。 なんでそんなことができないの、と

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世界文学

 ノーベル文学賞を、とるとすれば彼女だろう。 川上未映子さんの『黄色い家』を読んで思いました。日本の作家ではよく村上春樹さんの名前が上がるけれど、川上さんは村上さんよりずっと今日性、世界性があるのではないか。彼女の作品か

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不安の文明

 若者の自殺が増えている。 目新しい事態ではありません。日本でもアメリカでも自殺は若い世代で死因の上位を占めています。コロナの影響や戦乱、政治的対立の激化などが背景にあるかもしれない。でも一般的な傾向として、自殺は若者世

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寄付の効用

 国連の難民支援活動に、感銘を受けた。 こんな意見を、コラムニストのマックス・ブートさんが書いています。国連といっても、その下部組織のUNHCR、国連高等難民弁務官事務所のことです。元上智大学教授の緒方貞子さんがトップを

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