オッペンハイマーの時
オッペンハイマーの時、ということばが出回っています。 われわれは原爆を開発したときとおなじように、AI、人工知能の開発を進めていいのか、それとも立ち止まるべきか、岐路に立たされているという意味です。 映画「オッペンハイ […]
オッペンハイマーの時、ということばが出回っています。 われわれは原爆を開発したときとおなじように、AI、人工知能の開発を進めていいのか、それとも立ち止まるべきか、岐路に立たされているという意味です。 映画「オッペンハイ […]
パリのオルセー美術館が、こんな企画をはじめました。 まるで生きているゴッホが目の前に現れ、自分の声でこちらの質問に答えてくれるようなしくみです。もちろん映像、音声ともにAIの合成。だから本物のゴッホと話をしている気分に
AI、人工頭脳についての議論が幅を広げています。 先週ぼくはAI開発の最先端企業、オープンAI社の「オープンな文化が少しでも長続きすること」を祈ると肯定的なトーンで書きました。しかしオープンAIに警戒を強める人も多い。
ことしのことばは「オーセンティック」(authentic)だそうです。 メリアム・ウェブスター、アメリカ最大の辞書出版社によれば(Authentic: Merriam-Webster’s word of t
かつてこの世に、こういう青年がいたことを覚えていたい。 ぼく以外にも、誰かひとりでもいい、彼のことを知り語り継いでほしい。そんなふうに思う青年がいます。 寺尾薫治(てらお・のぶじ)さん。 1943年、徴兵され戦争に行く
先住民の声を聞くか、聞かないか。 オーストラリアで今週末、国民投票が行われます。アボリジニといわれる先住民の声を議会に反映させるかどうか。オーストラリア社会はおそらくノーと答える。多くの人にとって敗北かもしれないけれど
言語エリート主義が批判されています。 言語は人間に固有のもので、言語こそが人間と動物を明確に区別する、というのが言語エリート主義。17世紀の哲学者、デカルト以来の信念でした。それが動物や脳についての最近の研究で揺らいで
まずタイトルと表紙に引かれます。 姜信子さんの『語りと祈り』(みすず書房、2023年)。語りと祈りを、結びつけるのか、結び直すのか、引き離すのか。どんな視点があるのだろう。 そして製本。 表紙がぼくに語りかける。おまえ
AIによって人間社会のあり方は根源から変わるるでしょう。 よい方向にも悪い方向にも。 議論は百出しているけれど、ぼくが考えたいのはAIが何をもたらすかではなく、AIによってぼくらは何を失うかです。そんなつまらないことを
AIの登場は「文字の発明以来の大変動」だと、ぼくはこのブログに書きました(2月17日)。でもグーグルのピチャイ社長は、人類が「火」を使うようになって以来の変革だともいっている(6月11日、NYT)。 世紀の大発見なんて