叫びたいけどできない
「エレファント・イン・ザ・ルーム」という慣用句があります。 部屋のなかにゾウがいる。明白で巨大な問題があるのに、誰もそれを見ないという意味です。アメリカの社会保障、とくに年金はまさにこのゾウでしょう。高齢者が受け取る年金 […]
「エレファント・イン・ザ・ルーム」という慣用句があります。 部屋のなかにゾウがいる。明白で巨大な問題があるのに、誰もそれを見ないという意味です。アメリカの社会保障、とくに年金はまさにこのゾウでしょう。高齢者が受け取る年金 […]
先週、アメリカのメイン州で18人が犠牲となる大量射殺事件がありました。 容疑者は精神障害者だったかもしれない。アメリカでは銃による大量殺人がしょっちゅう起きるけれど、精神障害者が犯人であることはめずらしい。気になるので
そのイカには、ウイグル人の恨みがこもっているかもしれない。 ジャーナリストで活動家のイアン・ウルビーナさんが書いています。アメリカに中国から輸入される大量のイカには、遠洋での数々の違法行為や、海産物の加工段階でのウイグ
これはかなり楽しい話です。 庭の芝刈りを、ヒツジにさせる。芝刈り機なんてやめて、芝はヒツジに任せようというわけです。町で、住宅街のあちこちで、ヒツジが草を食べているなんてすてきな光景です。人間もちょっとはしあわせになれ
認知症の最期について、新しい論者が新しい議論をしています。 元気なときに書いた「意思表明」は、認知症になってからも有効なのか。有効だという見方と、認知症になったら生前の意思表明にとらわれないという見方と、両方が複雑にか
かつてこの世に、こういう青年がいたことを覚えていたい。 ぼく以外にも、誰かひとりでもいい、彼のことを知り語り継いでほしい。そんなふうに思う青年がいます。 寺尾薫治(てらお・のぶじ)さん。 1943年、徴兵され戦争に行く
幻聴を作る。 こんな実験をスイスの科学者が進めています。 幻聴は、現実にはない音や、そこにいない人の声が聞こえる現象で、統合失調症患者がよく訴える症状です。きわめて悩ましい現象で、かなりの精神的苦痛や重荷になることもあ
腐敗した独裁者、貧困と疫病、混乱。 アフリカにはそんなイメージがつきまといます。それは西欧化、近代化に失敗したからだと思いがちですが、そんなふうに見ていたら現実はつかめない。アフリカの混乱(と見えるもの)は、むしろ為政
もうひとつ、「まともな議論」を紹介します。 まともな議論はほとんど注目されない。退屈であたりまえ、読んだからといってどうということもない、どうすることもできないと思ってしまう。 でも、まともな議論には効用もあります。
イスラエルのガザ侵攻で、不穏な空気が漂っています。 過激派ハマスの暴走はひどいけれど、ハマス以外の大多数のパレスチナ人には罪はない。ぼくはそう思うけれど、でもこれはプーチンは悪だが一般のロシア人は別というのとおなじで旗