2023年3月

最期は州を越えて

 医療の助けを借りて自分の最期を決める。 MAID、医療幇助(ほうじょ)死と呼ばれる死に方です。これを、いま自分が住んでいる州では受けられないから隣の州で受けたいという患者が現れ、論争になっています。そういう患者を受け入 […]

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オーデュボンの闇

 ジョン・J・オーデュボン。 鳥にくわしい人で、この名を知らない人はいないでしょう。19世紀中頃のアメリカの鳥類研究者です。研究者としてより、画家として有名でした。彼の描く鳥は、現実の鳥以上に生き生きとした姿となって見る

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世界陸連の矜持

 来年のパリ・オリンピックに、またひとつ暗い影が落ちています。 WA、世界陸連が、ロシアとベラルーシの選手を自分たちのスポーツ・イベントに参加させないと決めました。スポーツ界に強い影響力を持つ世界陸連の決定は、今後IOC

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タヌキに罪はない

 コロナ禍はタヌキが引き起こしたのではないか。 こんな憶測がウィルス学者のあいだで強まっています。あちこちに「タヌキが原因か?」という記事が出て、横にタヌキの写真。タヌキに罪はないのにイメージダウンです。かわいそうに(W

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五輪をめぐる政治

 消し忘れたタバコの火みたいにくすぶっている問題があります。 来年のパリ・オリンピックに、ロシア選手の参加を認めるか、認めないか。1年前には認めない立場だったIOC、国際オリンピック委員会は、昨年末から「中立的立場なら参

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タコのしあわせ

 スペインの企業がタコの養殖を計画していると、2年前にこのブログで書きました(2021年12月22日)。その計画の中身が明らかになり、反対運動が盛りあがっています。 タコ食べて何が悪いんだといいたくなるけれど、反対論をよ

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指導者を作る民

 あれはよかった。 あとになって、そう思い返す記事があります。ぼくのなかの“もやもや”に、ことばを与えてくれる記事。世界が一瞬、きれいに切り分けられたかのような。 ウクライナの戦争1年目、ニューヨーク・タイムズのキーウ支

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