ヘールの伝統・4
ベルギー北部の町、ヘールについて書いてきました。 ここでは地域住民が自宅に精神障害者を家族の一員として受け入れ、ともに暮らしているという話です。グループホームよりもさらに進化したというか、実現可能でもっとも理想に近い暮 […]
ベルギー北部の町、ヘールについて書いてきました。 ここでは地域住民が自宅に精神障害者を家族の一員として受け入れ、ともに暮らしているという話です。グループホームよりもさらに進化したというか、実現可能でもっとも理想に近い暮 […]
精神障害者について、神経学の大家であるイギリスのオリバー・サックス博士はこう書いています(April 21, 2023. The New York Times)。「“混乱している”、とか“おかしい”といわれる人びとがど
ベルギーのヘールで、一般家庭が精神障害者を家族として迎え入れていると、きのう書きました。これは先進的な精神医療の「病院から地域へ」「医療から生活へ」という流れに沿った、きわめて注目すべき実践です。 多くの人が実現したい
精神障害者が住民とともに暮らす。 そうなったらどんなに楽しいことか。夢のようですが、この地球上にそれに近い町がありました。ベルギー北部のヘール。ここでは住民が自宅に精神障害者を家族として迎え入れ、ともに暮らす伝統が根づ
家族がうつになったらどうすればいいか。 少し以前の記事を改めて読んだら、大事な視点があることに気づきました。それは家族がうつになったら「自分を守る」ことです。 家族からではなく、病気から自分を守るというべきでしょうか(
うつ病になったら、何か運動するといい。 こんな研究結果が出たそうです。なんだか当たり前に思えるけれど、でもそういう学問的な裏付けがあるなら、うつになった人にいいやすくなる。気分が落ちこんでいるなら少し運動するといいよと
高校生に、精神科の応急措置を教える。 不安やパニック、うつや自傷行為などにどう対処するか。当然カウンセラーや精神科医が介入すべき分野です。でも、そこまで行く前に、生徒たちが自分たちでできることがある。友だちがパニックを
政治家がうつ病を公表したのは、うつ病に対する理解を進めるという議論をきのう紹介しました。ただし「うつ病は治療できる。身体疾患とおなじだ」という言い方には、不安を覚えるとも書きました。これをちょっと補足します。 ぼくは
アメリカの上院議員が、うつ病を公表して入院しました。 これを、医者でコラムニストでもあるリアナ・ウェン博士が画期的だといいます。政治家がうつ病を公表するのはめずらしく、うつ病の社会的な理解を進めるだろうと指摘しました(
陰謀論と妄想はどこがちがうのか。 先日、ある会合でこんなことが話題になりました。 世の中には、ありえないことを固く信じている人びとがいる。それは統合失調症に多い妄想とどうちがうのか。 陰謀論で一番信者が多いのは、選挙