精神科的

縁なき衆生

 精神科のミーティングは、祈りの場に似ている。 長年、北海道で浦河ひがし町診療所のミーティングを見てきたぼくは、そう思うようになりました。参加者がこころのなかを見つめ、「降りてゆくミーティング」になったとき、それは「祈り […]

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合成麻薬の脅威

 先月、「ポルトガル・モデルが揺らいでいる」と書きました(7月14日)。 22年前、麻薬対策に「処罰よりも処遇」を掲げ、世界に先駆けて麻薬を合法化したポルトガルで、ふたたび麻薬がまん延しているという話です。 立ち止まって

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語られない真実

 精神科の治療を進めよう、多くの人がそういうけれど、そこにはいつも「語られることのない真実」がある。治療の中心はクスリではないということだ。 こんな意味の意見を、作家のダニエル・バーグナーさんが述べています。 はじめはこ

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クラブハウス

 きのう書いたニューヨークの地下鉄殺人事件は、精神障害者が車内で白人の乗客に殺害された事件です。黒人とホームレスと精神障害という、三重のマイノリティへの偏見が色濃く影を落としている。そう思う一方で、これは差別偏見を糾弾し

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