精神科的

節を曲げつつ

 ウソと陰謀論に対処するには、人に会うのが大事だと書きました。 これでは議論のつながりが見えませんね。もうちょっとそこを考えてみます。 人に会うとは、ことさら自分とはちがう人に出会い、当たり前だと思っていた価値観、世界観 […]

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予想外の判決

 しばらく前、死刑制度に反対する若者について書きました(9月28日)。 2018年に、フロリダ州パークランドで起きた乱射事件の遺族のひとりです。妹を殺されたけれど、犯人がひどい環境で生まれ育ったことを考えれば、死刑という

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病院か刑務所か

 精神障害者にとって、閉鎖病棟と刑務所はどっちがいいのだろうか。 ずいぶん乱暴な問いかもしれません。でも日本とアメリカの精神医療を比較すると、どこかでこんな問いが浮かぶのではないでしょうか。 精神保健の充実を訴えるニュー

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トマトのTシャツ

 アイコ・トマトのTシャツができました。 浦河ひがし町診療所のデイケア・メンバーがえりもの農場で収穫するアイコ・トマトです。この写真をあしらったTシャツが、なんとユニクロから「ユニクロ公式/オリジナルTシャツ」のひとつと

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焼き芋

 先週土曜日はモーニングと焼き芋、ダブルのイベントでした。 浦河ひがし町診療所のグループホーム、すみれⅢでは月に1,2度、ブランチのようなモーニングを出します。近所に住むメンバーや診療所につながる子育て中の親子など、いろ

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ゆるさのもとで

 ことばより暮らしといっても、そこでいう暮らしってどういうことだろう。 起きて寝て食事をし、掃除をしたり風呂に入ったりする。精神障害者のなかには、こういう暮らしの基本ができない人がたくさんいます。病気が悪くなるのと、暮ら

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ことばより暮らし

 この夏、小噴火をくり返したメンバーがいました。 むしゃくしゃしたのか、診療所のドアをけとばし壊してしまった。デイケアではふだんはおとなしい、仲間にちゃんとあいさつができるメンバーです。それがなぜか、ときどきカッとなって

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オオタくん

 グループホーム「すみれⅢ」の住人は、いずれも統合失調症です。浦河以外の町にいたら、たぶん精神科病院に入院しているメンバーが多い。 そういう人たちが共同生活をはじめて1年半。どこで空中分解してもおかしくないのに、とにかく

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ことば以外の表現

 治療をやめたら病気も消えてしまった。 診療所のスタッフ・ミーティングでそんな事例が話題になりました。いつも起きることではないけれど、けっこう深い意味のある現象です。  ひとりの精神病患者が、オホーツク海の海辺の町から浦

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田んぼの時間

 17日、ひがし町診療所は稲刈りでした。 薄曇り、ときどき薄日がさす秋の好日。黄色い稲穂がびっしり並ぶ田んぼにたくさんの人が入りました。  診療所デイケアのメンバー、スタッフのほか、町内の福祉施設や子どもグループ、隣町の

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