依存症の迷路・5
『現代思想入門』は20世紀フランス哲学の巨人、ジャック・デリダとジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーの3人を扱っています。「この三人で現代思想のイメージがつかめる!」という著者の千葉雅也さんは、3人の足跡を “脱構築”と […]
『現代思想入門』は20世紀フランス哲学の巨人、ジャック・デリダとジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーの3人を扱っています。「この三人で現代思想のイメージがつかめる!」という著者の千葉雅也さんは、3人の足跡を “脱構築”と […]
ぼくらは誰もがみな「わからなさ」を抱えている。 そんなの、当たり前でしょといわれるかもしれません。でもぼくがそれをくどくいうのは、「わかる」より「わからなさ」の方が大事だと思うからです。 わからなさに面したところで、宙
依存症の強迫行動、そのわからなさにぼくらはどう対処すればいいのか。 もちろん共依存なんて概念を持ち出しても役に立たない。アルコール依存症の場合はAA、麻薬の場合はハームリダクションというような対処方法があるけれど、いず
依存症の核心には、強迫的な行動という「わからなさ」があります。 アルコール依存症の人たちは、自分の意志も理性も、常識や社会ルールのすべても超越したところで、どうしようもなく飲んでしまう。精神医学はそれに強迫性ということ
そうかー、そうだったのか。 深い森からの出口が見つかり、一気に視野が広がった気分です。 浦河の精神科がこの40年、苦労してくりひろげてきたあれこれは、やっぱり現代世界の最先端だった。そんな思いがぼくの頭にネオンサインの
いまや太陽光や風力発電はどこでも当たり前の風景です。 もっと広がれば脱石油、脱原発も進むと期待を強めていたら、どうもそうかんたんなものでもないらしい。太陽光や風力はときどき発電しすぎになるから、使わないこともあるといい
中国は、いまや西側にとってナンバーワンの脅威だ。 といいうようなことをいっても、目新しくもなんともない。そんなのは何年も前から、誰もがいっていることです。 でもそれを、MI5とFBIのトップが唱和したとなると、これは目
イギリスの国民食、フィッシュ・アンド・チップスが衰退の危機です。 急激な値上がりで消費者離れが進み、フィッシュ・アンド・チップスを売る店の多くが、もうじき立ち行かなくなるというのです(Ukraine war’s col
ごく少数ですが、ウクライナには台湾人の兵士がいます。 もちろんボランティアで、その数およそ10人とワシントン・ポストのリリー・クオ記者が書いていました(Wary of China threat, Taiwanese j
ウクライナ戦争は停滞、アメリカの分析が問われている。 こういう記事がワシントン・ポストに載りました。勇気ある「異論」です。 アメリカの軍事援助がつづけばウクライナの戦局は好転するという楽観論に、この異論が水をかけていま